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わたしにとって1番泣ける巻だった「僕のヒーローアカデミア20巻」への想いをしたためる 

さっき、ちょうど「僕のヒーローアカデミア20巻」を読みおわりました。

19巻を読んだ時から覚悟はしていたけれど、想像を超えて心に深くしみこむ巻でした。

休日にdTVでアニメを一気見し、満喫で最新刊まで追っかけ、どうしても出たらすぐ見たいと思って買ってしまった最新刊。

「ジェントル編」「文化祭編」「エンデヴァー編」と大きく三つに分けられた今作でしたが、私にとって「ジェントル編」が深くささったのでその点について掘り下げていきます。

まだ「僕のヒーローアカデミア」を見たことがない、読んだことがない!という人は全力でdTVや漫画全巻購入or満喫で追い上げてからここより下をご覧ください!


僕のヒーローアカデミア コミック 1-20巻セット

ジェントルという男

この巻で主人公の緑谷くんがたたかうジェントルという男は、一言でいうと””人生の落ちこぼれ””です。

「反発」という空気でも金属でもなんでもゴムのように反発させる強力な個性を持ちながらも、素の能力が低く留年を重ね学校では落ちこぼれになります。人助けのために勇気を出して行動したら裏目に出てしまい、救助すべき人は全治6か月の大ケガを負い、家族ともども非難され、退学。家にも置いてもらえずフリーターとして一人さみしく日々を過ごしていました。

久々に再開したヒーローとして活躍する同級生に声をかけるも「あんた、誰だっけ?」とまるで覚えてもらえない。「偉大なヒーローになる」それが彼の志だったのに、理想と現実の乖離に胸が引き裂かれます。そして彼は、自分の存在を世に知らしめるべく「悪事」を行い動画でそれを世界に発信するようになるのだった。

こんな、人生がうまくいかなかった男が今回起こそうとしたのが「雄栄高校侵入作戦」なのです。その行動はひとえに「俺を見てほしい。忘れないでほしい。こんな男がこの世にいたことを」という承認欲求からくるもので、くだらない動機かもしれません。

ですが、彼のバックボーンを知ったうえで見るとくだらないと断じることができません。

いままで学校にもバツをつけられ、世間からもバッシングを浴び、親からさえも見放された。このまま老いて、本当に誰の心にも残らず消えてしまう。22歳という普通なら元気に働いてるであろう年齢でもフリーターとして、ヒーローを夢見た自分が無為に日々を過ごしている。

そんな人生への苦しみからの行動が高校襲撃なのです。自分のためについてきてくれるファンであり悪事をサポートするパートナー「ラブラバ」の想いを胸に、絶対に成功させないといけない。そんなミッションだったのです。

でも、そこで経験を積んだヒーロー「緑谷くん」にあったのが運の尽きでした。ジェントルの野望は散ってしまうのです……。

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ジェントルは緑谷出久のif

「あなたは今までの相手で一番戦いづらかったよ」

緑谷くんがそうつぶやいたのも無理はなく、ジェントルはまさに緑谷くんのif的存在だったのです。

もしオールマイトに個性をもらわなかったら?もしかっちゃんを助けようとしてそのままかっちゃんに大けがをさせてしまったら?もし大けがをして仮免に受からず高校を除籍処分されたら?

そんな緑谷くんの「もし」が詰まった男こそ「ジェントル」でした。だからこそ彼の言葉は強く緑谷くんに響き、全世界の持たざる人に響くのでしょう(わたしとか)。

お互いの想いを突き通すため、二人は衝突します。

緑谷くんはジェントルの想いがよくわかるからこそ「笑わないよ。ジェントル!」と言ったのです。「ぼくも昔は持ってなかったしそうなることはありえた!だから、わかるんだよ」と。

まあ、ジェントルの人生すべてをかけた想いと「高校生の想いで」を天秤にかけてジェントルが負けたのは悔しいというか、そりゃあないだろうとは思いましたが、しょうがないです。小さな子に笑顔を取り戻すっていうのもありましたし。

どんなに彼のバックボーンを知ったとしても、彼が行おうとしたのは犯罪、こうなるのはわかっていました。

それに、いままでのヴィランと比べたら悪意も殺意もない安牌な敵。百戦錬磨の緑谷くんにとっては言っては悪いですがザコキャラです。わかっていたけど、わかっていたけども、やっぱりその瞬間を迎えるのはかなしく、涙が溢れたんです。さよなら、ジェントル。

いったい何回泣けばいいのか

ほんと、この漫画は凶悪すぎます。エモすぎて恐ろしいです。

第一巻で泣いたのを皮切りに、僕のヒーローアカデミアにはたぶん何十回も泣かされています。絵本「おまえうまそうだな」を超える勢いで、ほんと感情の揺さぶりがうまい。

負けられない想い、断ち切るべき関係、戦うべき相手、譲れない気持ち、伝えるべき感情。

そういった心をゆさぶる展開をこれでもか!これでもか!と流し込んできます。絵は掘りが深いので見やすく、キャラクターの表情も豊かで漫画としてのクオリティもとても高いです。

1700万部を達成したとのことですが、そのメガヒット的数字に恥じない圧倒的な品質の作品です。

アマゾンビデオなら1.2話が無料で見れて、dTVなら最新話まで一気見することができます。

漫画を見るときはスーパー銭湯より漫画喫茶の方がおすすめです。泣いてるのを人に見られるのは恥ずかしいですからね!

以上が、僕のヒーローアカデミア20巻の感想でした。