映画

まいにちNetflix「二郎は鮨の夢を見る」

まいにちNetflixは、わたしがNetflixで「面白い!」とうなった映画・アニメ・ドラマ等をまいにち紹介する企画です。

本日紹介する作品はドキュメンタリー映画「二郎は鮨の夢をみる」です。

感想、食の素晴らしさ、舌を肥えさせるか否かについて語ります。

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キャストとあらすじ

映画監督:デヴィッド・ゲルブ
登場人物:小野二郎(すきやばし次郎店主)
     長男・禎一(二郎の息子)

あらすじ

85歳の寿司職人で「すきやばし次郎」の店主である小野二郎を追い、すしの技を極めようと探求し続けるその姿と、伝説的存在である父に追いつくべく奮闘する長男・禎一(よしかず)を捉えた作品。 wikipediaより

感想

齢90を越えても現役で働き続ける伝説の鮨職人「二郎」の仕事へのエッセンスがつまった作品。

絶えずクラシックが奏でられ、職人たちが作る芸術品としての「鮨」と「鮨への想い」を描いていきます。

芸術品を作る職人である二郎の鮨を握ることへの想いが弟子や息子、ライター、時には本人の口から語られます。

「卵を焼くのだけでも半年はかかった、そこではじめて職人と呼ばれた」

「水商売を嫌だと思ったことは一度もない。惚れて、惚れて少しでも上へ少しでも上へと続けてきた」

「良いネタを仕入れて、良い仕事をするのが職人」

二郎の言葉には重みがあり、一つのことに生涯打ち込んできたものの気迫が感じられます。

わたしはまだ25という二郎の三分の一にも満たない時間しか生きてませんが、20年も続けられたものは何一つないように思えます。

26年間冠を取り続けたプロ棋士、羽生善治は「一人前のプロと一流のプロとの違いは継続してできるかどうか」と言いました。

何かをはじめ成功しても続かないように、継続し続ける人は稀です。好調も不調も経験するでしょうし、同じ仕事を70年以上続ける姿には「尊敬」しかありません。

わたしも1年前からブログ、半年前から日記、そして数日前から毎日の読書を始めています。二郎の映画を改めて見ることで、自分が続けていること、続けることができていることに想いを巡らせいっそう励みたいと感じたのでした。

弟子に厳しく、そして弟子よりも自分に厳しい二郎の鮨への想いと技工を味わってくださると幸いです。

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食の素晴らしさ

わたしは飲食店が大好きで、愛しています。なぜなら料理とお店は感動を与えてくれるからです。

二人で10万円するミシュランから1000円でベロベロになれる赤提灯の居酒屋まで、会席料理、鮨、焼き肉、鉄板焼き、フレンチ、イタリアン、中華と色々な店を食べ歩きました。

値段がやすいのに満足度が高い、店の雰囲気が素晴らしい、ここはあの人と来たら楽しめそう、あそこはこのシチュエーションで使おう。

知らない飲食店にフラリと足を運び、想いを巡らせるのが好きです。

そんなわたしにとって「二郎は鮨の夢を見る」は、感動を与えてくれるドキュメンタリーでした。

一人の人間や店が、その生涯をかけて職人としての技を磨き全力を尽くしてお客に鮨を振る舞う。そのために何を考え、何をしているのか。

好きなアーティストのライブやラジオを聞くことでバックボーンを知り、作品に深みがでるように職人の想いを知ることで「鮨」という料理そのものへの愛着がいっそう湧きました。

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舌を肥えさせるべきか否か

舌は肥えさせないほうが閾値が低いのでなんでも美味しく感じることが出来て幸せ。

そういった意見も見受けられますが、わたしは舌を肥えさせることは楽しいことだと感じています。

料理は職人や一流の料理人の手にかかれば自分たちが想像も出来ない深みや驚きをもたらしてくれるんです。

白子の甘み、テリーヌの歯ざわり、なめろうのお酒との相性や、カラスミ炙りの魔力、どれも飲食店で覚えました。

大学生の頃、知り合いの飲食店オーナーに連れられていった店で10,000円のコースを自腹で味わった時から「食」の虜です。

本を読むことで世界が広がるといいますが、それと同じように色んなものを食べることでも世界は広がります。おいしいものを美味しいと感じられる人生、幸せです。

「二郎は鮨の夢を見る」は食への好奇心を刺激する作品なので、食に興味のある方はもちろん、そうでない方にもおすすめです。