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まいにちNetflix 映画「セッション」【感想・レビュー】

まいにちNetflixは、管理人の@ぎゅうにくNetflixでおすすめの映画・アニメ・ドラマをまいにち紹介する企画です。

本日紹介する作品は映画「セッション」です。

いつもは厳しいけど、たまに優しい怖い師匠。そこから「たまに優しい」を抜いた血も涙もない男に目をつけられてしまった主人公が、文字通り血の滲むような想いをして音楽にのめりこむ作品です。

狂気的とも言える訓練のさきに何が待つのか、どういう結末を迎えるのか。

ぜひともウォッチしてほしい作品です。

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キャストとあらすじ

映画監督 デミアン・チャゼル
主演俳優 アンドリュー・ニーマン  マイルズ・テラー
テレンス・フレッチャー  J・K・シモンズ

あらすじ

アンドリュー・ニーマンは19歳のジャズ・ドラマーである。若くして才能に恵まれるニーマンは、偉大なドラマーになることに憧れ、アメリカで最高の音楽学校へと進学していた。壮大ながらも獏とした夢を抱え、日々孤独に練習に打ち込んでいる。そんなある日、シェイファー音楽学校の中でも最高の指揮者として名高いテレンス・フレッチャーが彼の学ぶ初等教室へやってくる。ニーマンの卓越した演奏はフレッチャーの目を引き、彼はシェイファーの最高峰であるフレッチャーのスタジオ・バンドに招かれる事になったのだが、フレッチャーの指導は軍隊の指導をも越えた苛烈なものだった。

感想

一瞬たりとも気を緩めることを許さない、時間を忘れ没頭してしまう傑作です。

近年大ヒットを記録した「ラ・ラ・ランド」の監督が送る、ある生徒と教師の血まみれ師弟ムービー。

音楽教師のフレッチャーは不器用かつ最悪な性格で、指揮者としての腕がなかったら社会不適合者認定まっしぐらの悪魔です。

そんな悪魔に魅入られた主人公は、精神や肉体にとてつもないストレスを感じながら、音楽の技能を高めていきます。

レッスンシーン一つ一つに不穏な空気が流れ、ミスを詰めてくるシーンはエイリアンやプレデター並みの怖さです。怪獣かな。

フレッチャーの鬼指導により主人公の演奏は途中で中断されることが多いのですが、作中では通しで演奏されることが一回だけあります。

積み上げた感動や恐怖、フラストレーションが大爆発し快感が駆け抜ける演奏シーンを是非、味わってみてください。

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こんな人におすすめ

鬼上司が好きな方、作品にのめり込みたい方。

この監督の特徴なのか、今作では「主人公とフレッチャー」以外の描写にはほとんど触られません。

ラ・ラ・ランドで主人公カップルにフォーカスしたように、フレッチャーと主人公以外に大事なものはない。そう言わんばかりに描写が2人に集中します。

作品に余白のようなものがなく、視野が狭くなるが故にどんどんのめり込んでいきます。

作品へ前のめりに楽しみたい方にはピッタリではないでしょうか。

師匠と弟子

個人的に、師弟ものって大好きなんですよね。

圧倒的なパワーを持つ師匠に追いつこうと必死でくらいつく弟子。

弟子がひたむきであればあるほど結果を認められた時の爽快感が増すのは、感情移入するからでしょう。

必死で頑張る弟子の姿を自分に重ね、怒る師匠を怖いなーと感じ、課題が出てきたら身が引き締まる。

感情移入が強ければ強いほど、共感が高まる師弟ものですが「セッション」は感情移入が過ぎる傾向にあります。

エヴァのシンクロ率みたいなもので、感受性が強い人には「痛み」と感じる作品だと思いました。

師弟作品の良さは、ストレスという圧をかけられ縮んだ人間の、可能性というバネがどれだけ跳ねるかを楽しむものです。

セッションでは強烈な圧のかかり具合と、バネがぶっ飛んだ距離で「ああ、良い師弟ものだった」と実感しました。

見る人によって賛否分かれるオチでしたが、大満足な作品。おすすめです。

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